あけましておめでとうございます。
オカダも久々の連休を自宅で飲んで寝て飲んで寝てと満喫しております。
福箱設定も、ほろ酔いで進めていますので採算度外視でお届けできるはずです(笑)。
さて皆様。唐突ですが、まだまだ欲しいキャンプギアたくさんありますよね。「もう揃ってますよ」と言い続けてきた方ですら今年も散財する運命からは逃れられません。ギアに心と財布を揺り動かされるキャンパーさん同様、キャンプギア市場にとっても2024年は過渡期とも言える一年になりそうです。
僕らがお店をオープンさせた2020年。コロナ影響によるキャンプブームが巻き起こりました。様々な自粛を求められた期間、外食に行くだけでも批判の的になってしまうなか「キャンプに行ってくる」と言えばオールマイティカードのように許される雰囲気もありました。
キャンプをする人が増えれば当然、キャンプギアも売れていきますが当時のメーカーさんたちは生産拠点を中国や韓国、東南アジアに置いていたためロックダウンやコンテナ不足の影響で流通が止まり、売りたいけどモノがないという状態が続いてしまいました。品薄状態のなかアウトドアショップ店頭にある商品は飛ぶように売れ、「Colemanが定価で売れる!」とColemanさん自身が驚いていたという逸話も耳にしたくらいです。
売れるのにモノが無いなら、もっと作らねば…と思うのが商売人の性で、まだまだ続くアウトドアブームに備えて増産増産を続けたのが2021年でした。ところが増産しても日本まで運ぶためのコンテナが足りず、ようやく商品が揃い始めた2022年後半にはコロナ警戒態勢も落ち着き、旅行を筆頭に他レジャーも解禁されはじめ、逆噴射のモノ余り状態に陥っていったのでした。Campoo!でも発注商品が1年半遅れて入ってきた…という異常な事態が発生していました。その結果、昨年は「え??」と思うくらい、大手量販店さんや専門店さんで大幅値引きのセールを目にされたのではないでしょうか。
それが2024年も続くでしょうか・・・「否」なのです。
理由はみっつ。
ひとつは量販店さんも専門店さんも抱えている余剰在庫をある程度、回転させるところまで来たら仕入れを制御して正常価格に戻していくからです。量販店さんですと店舗統合や売り場縮小などで供給自体を縮小させる動きも今年早々におこなわれるはずです。
ふたつめは昨年から多数のメーカーさんが展示会受注という形に切り替えてきています。定期的におこなわれる小売店向けの展示会で取ったオーダー以外は余分に生産しないというスタイルで適正な供給をしていこうという動きです。その動きを取らないメーカーさんでも少量の生産⇒オーダー⇒少量の生産を繰り返し、供給過多のリスクを避けるようになっています。
最後は円安と原材料高騰により、もともとの価格から大幅な値上げが今年も続いていくことです。Campoo!オープン当時から比較すると価格が2倍を超えてきた商品も増えています。
よく「買うなら今でしょ」的な広告もありますが、キャンプギアに関しては上記の理由からも「迷うなら買う」をお勧めします。とくに興味ある商品がセールに含まれていたらなおさらです。次に買おうと思っていたら半年待ち、15%値上げなんてこともザラにあるのが2024年だと思います。
ぜひギア購入の参考にしてみてください。
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